別にクリエイティブを仕事にする人間の全てが性犯罪に走っている訳ではないが、彼らの一部はしばしばやらかす。
もちろん彼らは有名だからこそ余計に注目を集める訳で、実際にはそこら辺にいる一般人のサラリーマンやフリーターなんかも性犯罪で捕まっている。
ただ単に誰も注目していないだけだ。
とはいえ、筆者個人としては「作家はどこかから莫大なエネルギーを調達できないと大成しない」と考えているし、そのためには致し方ない流れと考えている。
(性犯罪や薬物を肯定している訳ではないので誤解なきよう)
表現とはエネルギーである
表現の仕方は多種多様ではあるが、いずれもエネルギーを必要とする。
エネルギーを具体的に言うなら「衝動」だろうか。
この衝動は、下記を通して発生する。
- 過去のトラウマ(幼少期〜学生時代の体験や、他人からの暴言など)
- 自身のコンプレックス(家庭環境や学歴・容姿・人種など)
- 富と名声への欲求
だいたいこの2つの収まるはずだが、富と名声も結局は過去の経験から「金があれば⚪︎⚪︎」「有名になれば⚪︎⚪︎」みたいなトラウマ・コンプレックス解消が根本にあるだろうと言えるので実質2つだ。
これらをさらに掘り下げていくと結局「愛されたいだけであった」「理解者が欲しいだけだった」という所に着地したりする。(このような帰結は物語でもよく用いられる)
根本はシンプルだが、個々人の人生の中で複雑に入り組み歪んでいく過程で途方もないレベルのエネルギーを作り出していく。
「やってはいけない」とされることはエネルギーの宝庫である
自身がある程度登り詰めると燃え尽きて目標がなくなってしまう。
その分野や業界で盤石の地位を築いたように自覚した瞬間に、前述したトラウマやコンプレックスからのエネルギー供給が絶たれてしまうのだ。
それは自身を突き動かしていた衝動が無事「成仏した」と言ってもよい。
しかし、それで上り詰めて業界の有名人になると「めでたしめでたし」で終われない。
相変わらず仕事は入るし、結果を求められる連鎖が始まる。
下積み時代にはなかったストレスがやってくる。
新しいエネルギーの供給元をどこにするか?というところで大きな誘惑がやってくる。それが「快感」を追求した悪魔的なエネルギーである。
特に「性的な快感」は強大だ。
「金もある、名声もある、時間は作ればある」という環境で、お膳立てされたなら逃げ切れる人は少ないだろう。
性癖は人それぞれであるが、それが犯罪となる性癖を持っているクリエイターは注意が必要だ。
盗撮・痴漢・児童買春・キメセクetc
暴力事件や薬物事件と違い、性犯罪だけは(世間は)容赦がない。
当然と言えば当然だが。
悪魔的エネルギーを活用する代償は大きい。