先日、非常に不快なブログに遭遇した。
まぁ普段ならそこで読むのを辞めて検索結果に出てこないようブロックするのだが、どうせなのである程度読み込んで記事ネタにしようと考えた。
なんならブログを晒し上げたいくらいだったが、筆者は個人を特定できるような書き方は極力控えているのでそれはしない。
もちろん個人のブログだから何を書いても自由である、筆者はその個人に直接何か物申すことはしない。
クソコメやクソリプみたいなことはしないが、自分のブログで徹底的にこきおろすのが信条だ。
つまらない人間ほど値段や性能にこだわり、他人に絡んでくる
端的に言えばその不快なブログは下記で9割を占めていた。
- 限定品を持ってるアピール
- 高級機材を使っているアピール
- たくさん持っているアピール
- (+それら機材が至高であり安物やノーマル品はダメという比較←比較したこともないのに決めつける)
経験上、上記のようなアピールをするパンピーは大抵性格が悪く陰で嫌われているタイプで空気が読めないウザい奴であった。
(筆者もまた性格が激悪であるが、そもそも穏和で平和的な方々には性格悪く対応する必要がない。加えて言えば、他者にマウントかまして安心しないといけないような脆弱な精神はもっていないためである。自分で自分を認めている。)
こういう奴は大体自分で試行錯誤をせず、なんでも人任せにする。
金があるなら全部人に頼み、それさえも「俺にはプロが付いているぞ」といわんばかりにアピール要素とする。
「金を払うしか能がない(金だけはある)」という点では、その業界で商売をする人にとっては太客(良いカモ)である。その視点で見れば金ヅルとしては素晴らしいムーブだ。
とはいえ「自身で試行錯誤して知識や経験を積み重ねて成長していきたい」という姿勢の愛好家にとっては非常にめんどくさい人間でもあるのだ。
なぜなら彼らは「自分の不安を他者に慰めてもらおうという行動原理」で他人に嫌な絡み方をしてくるためである。
故に自慢の仕方も卑しい上、話の内容もひどくつまらない。
向こうから話しかけてくるような積極性はあるが、こちらの話を聞くつもりなどさらさらなく、何かと自身が所有する高級機材やその素晴らしさに話を持っていこうとする。
こちらが一切そこに触れないと、話をねじ曲げてでも「これいいっすよ」などと唐突に機材アピールを始め「それ⚪︎⚪︎じゃないですか!すごい!」と言わせようとしてくる。
リアルでのマウント人間は顔をずっと見ているとすぐわかる
そもそも、そいつ単体は何の功績もなく「高い金出して高級品抱えてるただの凡人」である。
無駄にオーバースペックにしてイキリ散らしてる割に、持ち主のスペックが救えないレベルに貧弱なのだ。
使いこなせていないのに「俺はシーンの最重要人物感」を醸し出しているのが絶望的にダサいのだが、本人は気付いていない。
彼らはこういう声を「高級品を持てない僻み」だと解釈してしまうので、一生分かり合えないのだ。
高級品を持っている人でも、その人個人のすごさ(何かの結果や功績)がわかるのなら、多くの人は「さすが一流は持ち物も違うな〜」となるのだから。
さらに言えば機材マウントを取るのは大体中年のみったくねぇオヤジである。
まだエントリー機材で謙虚に振る舞ってる方が愛されキャラになれるだろう。
マウントしそうな人間が近づいてきたら顔をずっと見ているといい。
他人の持ち物を舐めるように見ている。そして「あぁ、勝ったな」というような表情を浮かべて安心して話を続けてくるのだ。
ちなみに自分の持ち物の方がグレードが低いとわかると無言になり距離を置き始める。
「他人を持ち物でしか見てないゴミだな」ということがよくわかる。
また、反論するときに「俺のこれウン万円したんだぞ!」などと金額を理由にする奴も大抵カスだ。
これもまた、幼少期からまともな情操教育を受けられずに歪んだ価値観のまま大人になったためであり、教育的被害者だと思えば同情心も湧くが。
機材マウントおじさんの生息地
- カメラ(一眼レフ)
- 音響(スピーカーやアンプ)
- 楽器全般
- 自転車(特に車輪の小さい自転車に多い)
- 腕時計(機械式)
機材というだけあって高級モデルの存在するカメラや音響系の分野に多いが、スポーツ自転車や腕時計などにもゴロゴロと存在する。
これらに興味を持ち同じ趣味同士で他者と交流を深めたいと思う場合、イベントなどに120%マウントおじさんが紛れているので注意したほうがいい。
マウントは基本的に同性にかけられる事が多いが、異性へのマウントもある。
下記のYoutuberはマウント経験をつらつらと話しているが、どうせ中年おじさんローディからのマウントなのだろう。
昔、飲み屋勤務の友達から聞いた話であるが、モテない中年おじさんは感性が小学生男子から進化してないので「好きな子に意地悪して気を引く」というドン引きレベルのコミュニケーションを取ってくるという。
それがマウントに繋がっているのだとしたら、男の筆者でも背筋がゾクゾクしてしまう。
上記のYoutuberさんは美形なので変な気をもったコミュ障マウントおじさんがたくさん湧いてきそうで可哀想である。
カッコいいと慕われ、お手本にされるおじさん
「大人が思うかっこいい大人」といえば、所さんが上位にランクインするだろう。
世田谷ベースなどを見ている方であればわかるであろうが、所さんは高級車をいじったかと思えば、中華製のおもちゃの鉄砲を頑張ってカスタムしていたりする。
腕時計もロレックスをいじったかと思えば、ディズニーの絵柄が入った安い腕時計を自分の理想のフォルムに削って楽しそうに紹介してみせるのだ。
機材マウントに勤しむ「金の多寡でしか物事を評価できない哀れなオジサン」にはこういう創意工夫に富んだ豊かな視点は存在しない。
また、何かにつけて話の中に自慢が差し込まれるおじさんでいえば苫米地氏であろう。
しかし、筆者は苫米地氏の自慢は不快には思わない。
そもそも彼は(自慢には聞こえるが)マウントを取るような言動はしていない。
彼のコレクションはオーディオもパイプもギターも全て高級品揃いであるが、それは自信のなさを埋めるものではないことが話し方や振る舞いからも見てとれる。
早口ではあるが情報量も多く、示唆に富んでいる点は興味深い。
故に「ただの自慢おじさん」でとどまらず、多くのファンがいることも納得である。
最終的には「自己評価=自信」である
機材マウントを取る人というのは端的に言えば自信がないのだ。
これは学歴マウントなども同じで、それが無くなったら「ただの人」であるという恐怖心から、常に他人と自分を比較し優越を得ようとする。
しかも、自分で自分を認められないから他人を巻き込むのだ。
他人と比較するにしても、マウント取らずに黙って陰でガッツポーズしている程度なら可愛いものだが、何としても他人に言わせないと気が済まない人種なのだ。
これもひとえに「自分の手で生み出す、自分発で企画しやり遂げる」という経験をせずに、他人が作ったモノやコトの上で生きてきた代償と言えるだろう。
いつになったら気づくのかはわからないが、筆者はすでに彼らを識別する視点を持っているので精神安定のためのマウントに付き合う気はない。