へのへのもへじ

不快に思うのであれば、君はそうなんだろう

「音沙汰の無い期間がある」と知るだけで得られるモノ

人生何をやっても上手くいかない

 

そう悩む人は多いらしいが、筆者の持論としてはその中に何割かは「音沙汰のない期間を上手くいかないと思い込んでいる人」だということだ。

 

あらゆる物事に「上手くいく期間、上手くいかない期間、音沙汰の無い期間」が存在する

 

相場で言えば上昇トレンド、下降トレンド、レンジ(持ち合い)である。

 

「毎日を坦々と過ごし、やるべきこともやっているのに思うような景色がやってこない」

そんな時に人は不安になったり悩んだりする。

 

もちろん行動が悪いとか環境が悪いとか運がないだとか、そういう視点もある。

とはいえ純粋に「今は音沙汰の無い期間」なのかもしれない。

 

 

例えば例えば筆者はフリマアプリでの個人売買が趣味の1つである。

長年やっているとわかるが「やたら売れる時期と全く売れない時期」というのがあるのだ。商品は関係ない。

 

筆者は前提として「出品したものは必ず売れる」という確信があり、実際に売れていくのだが、それでも音沙汰の無い期間はまるで売れない。

 

しかしここで「なんで売れないんだろ・・・値下げしようかな」などは考えない。

「今は音沙汰の無い期間だから何やっても売れん!知らん!」と放置して違うことに気を向けている。

 

そして、その期間を抜けるとまた売れ始めるのだ。

 

このサイクルを知ってしまうと「果報は寝て待て」が最強のソリューションだとわかる。

 

(しかし、本当に食っちゃ寝して果報を待てという話ではない)

 

 

3つの期間のうち、2つの期間が人間のマイナス思考をブーストする

  • 何をやっても上手く行く→プラス思考
  • 何も上手くいかない→マイナス思考
  • 何も変化がない→(多くは)マイナス思考

 

何も変化がないというのは多くの場合、不安や焦りを誘発する。

 

例えばSNSで友人の楽しそうな投稿を見たり、有名人のサクセスストーリーをリアルタイムで見てしまうと、自動的に自分の人生と比較して「俺(私)はこんなんでいいのだろうか?」と焦りと不安を含んだネガティブループに突入する。

 

しかし、今の自分は常に最善の結果である。

「あのときあれをやっておけば」と、その当時は思えなかったから今があるのだ。

 

それを今そう思ったところで「これからやろう!」と決める以外には何も手の打ちようがない。

そう思わなければ永遠に後悔が連鎖していく。

 

「3つの期間のうち2つはマイナス思考に引っ張ってくる性質がある」

得体の知れないサイクルがこのようにして私たちを翻弄すると知れば、思考を乗っ取られずに済むのだ。

 

 

上手く行く期間に突入したときに備えよ

では「音沙汰のない期間」をどう過ごすのか?

 

それは単純明快で「上手く行く期間にこうあればいいと思う自分に備えておくこと」である。

 

例えば、売れないミュージシャンや芸人、アイドルなどであれば

  • サインを求められた時にどう振るまうか?どんなサインを書くか?
  • インタビューされた時に何を話すか?
  • 人前に今の見た目で登場して恥ずかしくないか?

などである。

 

別にそういうの目指しておらず「恋人が欲しい」とかでも同様だ。

  • 素敵な人が現れた時に今の自分の魅力でイケるだろうか?
  • どんな知識や経験が必要だろうか?
  • どんな趣味や特技があれば話のネタになるだろうか?

 

音沙汰の無い期間はいわば「誰にも注目されていない最高の期間」でもある。

自分を思うようにカスタマイズするにはもってこいだとは思わないだろうか。

 

変に他人から注目された後だと、いつもと違った動きをしたときにあーだこーだと勘繰られたり、批判されたりするのだ。

 

日陰にいる今こそ、ダイナミックな試行錯誤ができる。

どうせ「音沙汰のない期間」なのだから、好きにやればいいのだ。