へのへのもへじ

不快に思うのであれば、君はそうなんだろう

気持ち悪いコメントが増えてきた背景

最近、筆者がチェックしているYotubeのコメント欄で意味不明なコメントが増えている。

 

いくつかピックアップしたい所だが、特定アカウントの晒し上げにもなるのでやめておく。

 

とはいえこのような傾向は主に下記ジャンルに多いように思う

  • 政治
  • 経済・ビジネス
  • 人生全般

 

文盲レベルの中年〜高齢層が意味不明なコメントを撒き散らしている説

筆者の判断としてはこれが実態だろうと考えている。

 

意味不明な文章といえば精神を病んだ人たちが繰り出す「集団ストーカーや思考盗聴系」の文章もあるが、そっち方面ではないのだ。

 

タイピングに不慣れな中年以降がネットに活路を見出し、ノリも空気感もわからないまま心のままにコメントを投下している印象だ。

 

彼らには共通点がある。

  • 強烈な誤字脱字
  • ズレ過ぎた誤変換
  • 句読点をまともに使えていない(読点多すぎ or スペースや改行の多用)
  • 短文なのに筋が通せていない(意味不明)

 

事例を見せたいので、特定できない程度に筆者が手直しをしたサンプルを提示する。

 

幸せになりたくて、

やってるアーティストなんて良いもんは作れないよ。

絶望に足を突っ込んで、その、向こう側に、立って

表現しないと、

同じ側にいても、

何にも感動できない。

対空なつまらないもの しか作れない。

 

単語は多少変えたが表現としてはこんなものだ。

なんか色々言ってる感はあるが、筆者の気になる点は以下。

 

  • 絶望に足を突っ込んで、その、向こう側に、立って表現しないと同じ側にいても=絶望に足を突っ込み、その向こう側に立つ??
  • 対空=退屈の打ち間違い
  • 読点が多すぎる・刻み改行=シンプルに怖い

 

足を突っ込んで〜はあくまで比喩表現ではあるが、人は言葉を脳内でイメージ化する傾向にあるのだから「その向こう側に立って」という物理的に不可解な文章は(更なる補足説明がないと)気持ちが悪い。

 

「もう絶望に足突っ込んでるんで、向こう側に立てないんですけど(笑)」という具合にだ。

 

この怪文を理解しようと思えば下記ともとれる。

 

  • 「不幸や悲しみを受け止めた上で、それでもその向こう側にある幸せを表現しようとしなければ人の心に響かない」
  • 「不幸な側から不幸を歌ってもつまらない。不幸な側から幸せを歌うから感動するんだ」

 

もしこういうことなら、シンプルにこう書いて欲しいものなのだが、なかなかどうして彼らは不可解な文章を投下してくる。

 

これも最後の「対空」のような明らかな打ち間違えを見逃すあたり、脳内に浮かんだ断片的な単語を並べて、読み返すこともなく投稿しているのだと察することができるが。

 

 

別に筆者も厳格な記述ができる訳ではないし、そこを求めている訳ではない。

「気持ち悪いコメント入れる奴の共通点として文章が変」という事を伝えたいのである。

 

 

 

ちなみにこういうコメントの投稿者を中年〜高齢と推測する理由は「若者はまだ見直して体裁を整えるゆとりがある」と考えているからだ。

 

若くても説教くさいコメントをする人はいるが、彼らは相応に自身の投稿を見直しており、気持ちの悪い打ち間違えなどはちゃんと修正してくる傾向にある。

 

ただ煽りたいだけの輩は年齢問わずそもそもこういうコメントはしないし、短文の傾向があると見ている。

 

 

お悩み相談系の動画に蔓延る「俺からもひとこと」

お悩み相談系の動画は他ジャンルにおいて支持を得ているが、そのコメント欄を見ていると実に「俺からもひとこと言いたい奴」が多いかがわかる。

 

何かしらの専門化やプロであるYoutuberがその相談を一刀両断したとき「相談者は間違っていて、Youtuberは正義」という構図ができる。

 

そこに乗じて「俺もそう思っていた、もっとこうするべきだ」という「誰も求めていない補足」がズラッと並ぶ様は何とも言えない気色悪さがある。

 

 

そもそも、陰湿国家ジャップランドには昔からこういう「ダメそうな奴を吊し上げて、みんなでバカにして自己肯定感をあげるコンテンツ」がたくさんあった。(いまもある)

 

これはテレビメディアが先駆けてこういう演出をしたせいか、元から国民にそういう思想が多かったかは知らないが、とにかく失敗した人を「ほらみろ!そんなんで上手くいく訳ねーだろwww俺は知ってたけどなwww」と叩いて自己肯定感を高める人がいる。

 

しかも、自身単独でそれは行わず、絶対に権威や権力のある著名人の号令を待つのだ。

 

根本的にスネ夫体質である。

しかしスネ夫のように家系が裕福ではないため、弱者版スネ夫という所か。

 

 

故に、こういう権威の号令を待ってダメそうな奴を叩くことを生きがいとする弱者を集め、インプレッションを稼ぐという戦略的プロモーションも存在する。

 

「お悩み相談」というジャンルは2つの側面を持つ。

  1. 悩みを持つ人の解決や情報共有。
  2. それに群がる「俺にもアドバイスさせろゾンビ」を囲い込む。

 

故に、後者が欲しければダメダメな相談者やクズみたいな相談者が素晴らしい。

まともでレベルの高い相談者だとバカにできないから後者が集まりにくくなる。

 

今現在伸びている相談系Youtuberをチェックしているなら、このポイントに注目してみてほしい。思わず一言言いたくなるようなダメ要素のある相談者が登場するはずだ。

 

 

 

このような思想の人間を絡めとる手法は今まではずっとテレビが担ってきたが、テレビは双方向性がないので、テレビの前でバカにして終わるか、翌日家族や職場でネタにして終わるだけだった。

 

それが今はYoutubeという媒体のコメント欄で「俺自らが直接に指導してあげられる」のだ。

 

気持ち悪いコメントが増えてきた背景である。